ウレタン樹脂が主な原料となっているウレタン塗料は、外壁や屋根塗装などで広く使われています。もちろんメリットやデメリットも存在し、向き不向きな塗装箇所もあります。
今回はウレタン塗料の特徴を踏まえ、ウレタン塗料が向いている塗装工事についてお伝えします。
◆塗装工事費用を抑えたい場合
ウレタン塗料は、シリコン塗料やフッ素塗料など他の種類の塗料と比較して価格が手頃です。そのため、1回の塗装工事費を安く抑えることができるのがウレタン塗料の魅力と言えるでしょう。長期的なコスト面では他の塗料に劣るかもしれませんが、「今の予算では他の塗料を選ぶ余裕がない！」という方にはおすすめの塗装方法です。
◆ベランダ等の防水工事
ウレタン塗料は、その弾力性から、複雑な形状の場所でも塗装が容易です。この特性から、ベランダなどの防水工事においても頻繁に使用されています。また、ウレタン塗料は通常、重ね塗りが可能なため、廃材を少なくすることができ、塗装費用も抑えられる傾向があります。
◆付帯部分（雨樋など）だけに使用する場合
ウレタン塗料は、その高い密着性で知られています。この密着性は、塗料が下地にしっかりと付着する性質を指しますが、ウレタン塗料はこの特性が極めて高いため、雨戸や雨樋など、複雑なパーツで構成された設備の塗装に最適です。
適材適所という言葉がありますが、ウレタン樹脂塗料は外壁や屋根塗装はもちろんのこと、塗料の持つ特性から幅広く使われています。工事価格も比較的安いのでまずはお見積り1つに加え、他の塗料と比較検討してみてもいいかもしれません。
