外壁を守る塗膜の耐久性は塗料の樹脂によって年数が異なります。又、用途や合う素材も様々でそれぞれの効果も違ってきます。今回は塗料の樹脂についてお話していきます。

【樹脂の種類】

塗料に含まれる樹脂の種類と耐久年数を以下にまとめてみました。

  • ①アクリル樹脂…3年~5年
  • ②ウレタン樹脂…5年~8年
  • ③シリコン樹脂…8年~10年
  • ④フッ素樹脂…15年~20年

【用途の違い】

  • ①アクリル塗料…耐久性が1番低く外壁に使用した際、短期間で塗り替えを行う必要があります。発色が良くカラーバリエーションが豊富なため現在では室内の壁、床、家具などの用途で使用されています。
  • ②ウレタン塗料…ウレタン塗料は艶を維持できる塗料です。外壁以外でも家具や車の塗装に使用されていることが特徴的で艶出しのために使われたりします。木材や塩ビにも使用できるため付帯部分の塗装などにも使用されます。
  • ③シリコン塗料…耐久性が高くコストパフォーマンスに優れていることが特徴的で現在人気の塗料になります。用途として外壁塗装、シーリング材として使用されます。
  • ④フッ素塗料…防汚性、親水性、防カビ性に優れている耐久性のある塗料です。定期的なケアが不要でメンテナンスコストを抑えることができる事から一般住宅以外にも大型ビルやシャッターなどに使われます。

今回は主な塗料の種類についてご紹介しました。特徴も様々なのでご自分の住宅に合った塗料を使用することが重要です。