ほとんどの住宅には塗装工事が必要ですが、外壁材の種類によっては塗装工事が不要なものがあります。塗装を行わずとも外壁材自体が高い耐久力を持っているということです。今回は塗装が2種類ほど不要な外壁材についてお話していきます。

◆タイル

タイルの寿命は通常約30年ほどであり、定期的な塗装工事は不要です。タイルは石、砂、粘土などの素材で構成されており、そのため紫外線や雨風に対する耐久性が高いです。さらに、タイルの成分は無機物で構成されているため、有機物を好むカビやコケが繁殖しにくく、美観が持続しやすい特性があります。

◆レンガ

レンガの寿命は50年ほどでタイルより耐久年数が高いことが特徴的です。泥や粘土で出来ており塗装が不要な外壁材の1つです。水分を吸わないため膨張する恐れもなく防水効果があり外壁の腐食を起こさない効果もあります。

タイルやレンガ自体は耐久性がありますがどちらの外壁材にもモルタルやセメントなどの目地が存在し、その部分には定期的なメンテナンスが必要になってきます。またタイルやレンガ自体に塗装工事を行うと10年~15年ほどで塗装が必要になってくるので逆に劣化を早めてしまう原因となります。

今回は塗装が不要な外壁材を2種類ほどお伝えしました。